2　職場研修の目的

（1）適切な業務遂行

職場研修の目的は、第1に、「適切な業務遂行」のために必要な知識、技能、態度を、部下に身につけさせることです。

（2）組織力の向上

業務遂行は、個々の部下によって行われるものであっても、全体としては組織的に調整されたものでなければならないので、「組織力の向上」に焦点を合わせた部下の育成も必要不可欠です。これが第2です。

（3）職員の能力開発

職務の遂行と直接的な関係は存在しなくとも、部下が、幅広い視野を持つようになり、あるいは特定の専門分野に詳しくなることによって、将来有為な人材に育つことは、自治体そのものにとって大変重要なことです。その意味で、職場研修の第3の目的は、幅広い視野に立った「職員の能力開発」を進めることです。

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